マイソクとは
マイソクとは、不動産の物件情報を1枚にまとめた資料のことです。物件概要・間取り図・地図・写真・取扱会社の情報がA4サイズ1枚に収められており、不動産会社どうしの物件紹介や、来店したお客様への提示に使われます。
言葉の由来
「マイソク」という呼び方は、かつて不動産の物件情報をまとめて配信していた事業者の名称に由来するとされています。もともとは業者間で物件情報を回覧するための紙媒体を指す言葉でしたが、現在は物件1枚資料そのものを指す業界用語として定着しています。
販売図面・募集図面・物件概要書との違い
混同されやすい言葉ですが、実務での使い分けはおおむね次のとおりです。
| 呼び方 | 指すもの |
|---|---|
| マイソク | 物件1枚資料の総称。売買・賃貸のどちらにも使う |
| 販売図面 | 売買物件のマイソク |
| 募集図面 | 賃貸物件のマイソク |
| 物件概要書 | 物件の条件を文章と表で整理した書類。図面や写真を主役にしないことが多い |
販売図面と募集図面は「マイソク」の下位の呼び方であり、指しているものはほぼ同じです。厳密な定義の差というより、売買か賃貸かによる呼び分けと考えて差し支えありません。
誰が作り、どこで使われるか
マイソクは、売主・貸主から物件を預かった不動産会社(元付業者)が作成します。作成後の使われ方は主に3つです。
- レインズへの添付 — 指定流通機構に物件を登録する際、図面として添付します。
- 業者間での共有 — 客付けを依頼する他社へメールやFAXで送ります。
- 来店客への提示 — 接客時に手渡し、そのまま持ち帰ってもらいます。
読み手が業者かエンドユーザーかで、求められる情報量が変わります。業者間なら数値と条件の網羅性が、エンドユーザー向けなら写真と読みやすさが優先されます。
記載する項目
種別によりますが、共通して次の項目が入ります。
- 物件名、所在地、交通(最寄駅と徒歩分数)
- 価格または賃料、面積、間取り、築年月
- 構造・階数、土地の権利形態、用途地域、建蔽率・容積率
- 間取り図、地図、物件写真
- 取引態様、取扱会社の商号・免許証番号・連絡先
種別ごとに落としやすい項目は販売図面の記載項目チェックリストにまとめています。
作成時に守るルール
マイソクは不動産広告にあたるため、宅地建物取引業法と「不動産の表示に関する公正競争規約」の対象になります。
- 徒歩分数は道路距離80mを1分として算出し、端数は切り上げる
- 「新築」と表示できるのは建築後1年未満かつ未入居のものに限る
- 成約済み物件や取引の意思がない物件を掲載しない(おとり広告の禁止)
- 根拠のない最上級表現を使わない
本サービスは書類のドラフト作成までを支援するものです。重要事項説明書や契約書面への記名・説明は宅地建物取引士の独占業務であり、交付前に宅地建物取引士の確認が必要です。
マイソクの作り方
ExcelやPowerPointで作る方法、作成代行に依頼する方法、専用ツールを使う方法があります。それぞれの所要時間と費用の比較はマイソク作成の解説ページにまとめました。